NFT 便利方法

OPENSEA分析ツール(Opensea analytics BETA版)を最速に解説!

2022年10月14日

Ape

2022年10月13日、突如Openseaに関するニュースが入ってきました。(公式発表からではないですが)

OPENSEAの分析ツール(Opensea analytics BETA版)が限定公開されたという情報です。

以前では、NFT投資に使う有用ツールを記事にまとめてみましたが、今回は、このNFT分析ツールについて、最速でブログ記事にまとめます!

ぜひ最後までご覧ください。

本記事で分かること

  • OPENSEAの分析ツール(Opensea analytics BETA版)とは?
  • 「Opensea analytics beta版」ができること
  • 今後の予想
コインチェック

OPENSEAの分析ツール(Opensea analytics BETA版)とは

NFTをやるなら、誰でも知っているNFTマーケットプレースOpensea、以前の記事でも、その概要を紹介しました

Openseaが最近新しい機能もどんどん追加してきたので、結構やる気が出ているな、と思った矢先にこのNFT分析ツールが出ていました。

「Opensea analytics BETA」という名前ですが、その名の通りでNFTの売買状況を分析できるツールです。

実は誰でも使えるわけでもないのですが、その基準がまだ分からないのです。

(最新情報が分かればTwitterでつぶやきます

Twitter上ではいくつの情報が上がっているので、そこから図を拝借して、少し解説したいと思います。

図はMatinRという方のTwitterから拝借しています

「Opensea analytics BETA版」ができること

「Opensea analytics BETA版」が、主に以下の機能があります。

「Opensea analytics BETA版」の機能

  • 出来高および平均価額のチャート図
  • フロア価額推移のチャート図
  • リアルタイムのリスティング&売却リスト
  • 販売できたNFTの価格分布図
  • 価格帯別のボリューム
  • NFT所有者の分布(保有数の割合)
  • ウォレット別保有数のランキング
Opensea analytics BETA版の図

もう少し詳細を解説していきます。

❶出来高および平均価額のチャート図

灰色の棒グラフのところは、時間ごとの出来高(Volume(ETH))です。

曲線は時間ごとの平均価額(Average price(ETH))を表しています。

横軸の時間間隔は、右上の「時間」(例えば、Last 7 days, Last 30 days, など)の選択によって変更されます。

ここでは、上昇トレンドか下降トレンドかを確認することができます。出来高が多いと、プロジェクトがより注目されていることが分かります。

❷フロア価額推移のチャート図

これは、フロア価額(最低価額)の曲線図になります。

横軸の時間間隔は、❶のように、右上の「時間」の選択によって変更されます。

❸リアルタイムのリスティング&売却リスト

左側の Listings(リスティング) には、最新かつ有効な未決注文のデータが表示されます。右側のSales(売却)には、アイテムのすべての売却データが表示されます。

リスティングリストのソート順がいくつあります。価格ソート(low to high)、時間ソート(time)などを選択すれば、そのように表示されます。(上の図は、価格ソートで表示されています)

売却リストは、最新の売却順でソートされています。

ここでは、リアルタイムの売買の動きが分かります。リスティングと売却の数が視覚的に見やすいので、価額の傾向が見えるようになります。
例えば、リスティング数が多く、売却数が少ない場合は、下降トレンドになります。

❹販売できたNFTの価格分布図

ここでは、販売できた1点1点のNFTアイテムの価額分布がわかります。各ポイントは売却(Sales)を表しています。

横軸の時間間隔は、❶のように、右上の「時間」の選択によって変更されます。

❷のフロア価額の推移と違って、売却ボリュームが見えるし、売却額の境界線(売圧)が見やすいので、リスティング時の価格設定に役に立ちます。

❺価格帯別のボリューム

ここでは、リスティング中の価格のボリューム(Price Distrubution)を表しています。

オファー(Offers)の数およびリスティング(Listings)の数が、それぞれ青色と橙色で表示されてています。

右上の「リスティング間隔」(図は0.05ETHで表示)を選ぶと、価額帯の表示が変更できます。

NFTを売却する際に、ここにある指標で、自分がどのぐらいの値段でリスティングするか、を判断することができます。
もしフロア価額の価格帯のリスティング数が少なく、しかも継続的に買われている場合は、短期間で価格が上昇していきますので、リスティング価格を少し高めに設定したほうがいいでしょう。

❻NFT所有者の分布(保有数の割合)

ここでは、保有数による割合が表示されています。

例えば、上の図では、1つのNFTアイテムを保有している所有者(アドレス)が全体の67%を占めています。

2~3アイテムの所有者は26%、4~10アイテムの所有者は6%、など。

❼ウォレット別保有数のランキング

ここでは、大口の保有者のランキングを表しています。

例えば、図のように、ランキング1位は、「FF958C」というアドレスの方で、100アイテムを保有しています。全体の割合は2%です。

第2位の保有数は75アイテムで、割合が1.5%です。

❻と❼を合わせて確認することで、このNFTプロジェクトの価格安定性を分析することができます。
1つのNFTアイテムを保有している所有者割合が高いと、リスティングされることも比較的に少なくなる傾向です。したがって、価額がより安定する場合が多いです。

bitFlyer

NFT分析ツールの今後の進展

今後では、OPENSEAの分析ツールがどのように進化していくでしょうか?

個人的には、現在はまだanalytics BETA版ですので、しばらくそのままテストをしていき、もっと完成度を高めていくと予想します。

しかもOpensea以外のマーケットプレースのデータが、網羅されてしていない可能性が高いと思います。

完成度がある程度高めないと、有料化にできないはずです。なので、まずはたくさんの人にBETA版を使ってもらうというのが妥当だと思います。

ちなみに、このBETA版のサービスが出たばかりで、まだ多くの方が利用できません。どのようにしたらBETA版を利用できるようになるのか、少し情報収集して、またTwitterでシェアしたいと思います。(もちろんブログも随時更新します)

なお、別の分析ツールについて、ぜひ以前の記事をご覧ください。

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