NFT 暗号資産

ブロックチェーン、仮想通貨、NFT投資でよく使われる専門用語集(簡単解説)

2022年10月27日

暗号資産市場において、2021年頃からNFTやメタバースが国内で話題になりはじめ、大きな社会現象へと変化してきました。

今回は、NFTに関する代表的な用語について、わかりやすいようにまとめましたので、ぜひご参考ください。

ご意見・疑問があれば、ぜひ管理人のTwitterまでお寄せください。こちらの用語集について今後も随時更新していく予定です。

NFT関連用語

Gas Fee(ガス代)

Gas Feeとは、NFTの購入や送付にかかるネットワーク手数料のことです。

ガス代は、取引日時によって変動します。

Gwei

Gweiとは、ガス代の構成要素です。1Gwei=0.000000001ETH

Mint(ミント)

Mintとは、NFTを新たに発行することです。Mintは英語で直訳すると、“鋳造”という意味です。

Free to Mint(フリーミント)

FreeMintとも呼ばれます。NFTを無料(手数料のガス代のみ)で新たに発行することです。

Lazy Minting(レイジーミンティング)

NFT出品時のガス代を購入者が負担する仕組みのことです。

これによってアーティストやクリエイターは無料でNFTを制作・販売できます。

Listing(リスティング)

NFTマーケットプレース(OpenSeaなど)上で、NFTコレクションを出品・販売することを意味します。

Burn(バーン)

焼却することです。NFTを消滅させて、なくなります。Mintの対義語です。

Offer(オファー)

OpenSeaなどで、期間内にきた価格提示からオーナーが売りたい人を選ぶ取引のことです。

イングリッシュオークション

NFTを購入したいユーザーが入札をしていくごとに、価格がどんどん上がっていくオークション形式です。(一般的なオークションと変わりません)

出品期間の終了までに最も高い価格で入札した方のみが購入できます。

OpenSeaでは、「Highest Bid」という欄を設定することでこの形式での売り出しが可能になります。

ダッチオークション

イングリッシュオークションとは逆に、ユーザーが入札するごとに、どんどん価格が下ががるオークション形式です。

買い手がつくまで値段が下がるので、比較的買いやすくなります。

OpenSeaだと「Set Price」を選択して、「Include ending price」を有効にすることで設定できます。

Reveal(リビール)

NFTの開封することです。

発売当時にブラックボックスですが、リビールすることでNFTの中身(レア度など)が公開されます。ガチャ要素が高いです。

Rarity(リアリティ)

NFTのレア度です。

ランクが高いと高値が付きます。

Royalties(ロイヤリティ)

NFT転売(二次流通)される際に、作品の一次制作者にこの報酬(印税)が支払われます。

制作者によって任意で設定可能です。

Floor Price(フロア価額 )

「最安値」のことを指します。

Bridge(リッジ)

異なるネットワークに所持している通貨を移動させることです。

Aprrove(アプルーブ)

仮想通貨やNFTの送付許可を与えることを指します。

Revoke(リボーク)

Aprrove(アプルーブ/送付許可)を取り消すことを指します。

Smart Contract(スマートコントラクト)

イーサリアムのブロックチェーン技術(システム)の名前で、ブロックチェーン上で契約を自動的に実行する仕組みです。

いわゆる「契約の自動化」です。ETH以外に多くの仮想通貨にも実装されています。

直コン

プロジェクトの「コントラクトアドレスで直接Mint」することです。

プロジェクトの公式サイトでMintするより、セキュリティの面でリスクが少なくなります。(承認という作業がないため)

Giveaway (ギブアウェイ)

無料でプレゼントするということを意味します。

NFT界隈では、よく「Airdrop(エアドロップ)」と「WL(ホワイトリスト)」というやり方で、NFTを無料配布することが多いです。

Airdrop(エアドロップ)

ウォレットアドレスを使って、直接にNFTを送る・受け取ることです。

「エアドロ」とも呼びます。

WL(ホワイトリスト)

「White list」の略で、「先行販売予約リスト」という意味です。

TwitterやDiscordのイベント・抽選キャンペーンに参加して、WL権利を得ることができます。

Pre Sale(プレセール)

NFT作品を一般販売される前に行われる販売のことです。

Public Sale(パブリックセール)

NFT作品を一般販売することを指します。

gm、gn

「Good Morning」と「Good Night」の略で、「おはよう」と「お休み」です。

よくDiscordで使われる挨拶の略語です。

Generative (ジェネレーティブ・ジェネラティブ)NFT

あらかじめに組み込まれたアルゴリズムによってランダムに生成されたNFT作品です。

コンポーザブルNFT

複数のNFTを組み合わせてユニークな価値を創出したNFTのこと。主にNFTゲームで見られます。

パスポートNFT

クローズドなコミュニティの参加証です。

そのNFTを保有すると、Discordに専用チャンネルに入れたり、Giveawayのキャンペンに参加できたりします。

CC0

誰でも使えるようにクリエイターの著作権や独占権を放棄することです。

Creative Commons(CC)ライセンスのひとつです。

SBT(ソウルバウンドトークン)

「Soulbound token」の略で、「ソウルバウンドトークン:譲渡不可能なNFT」を意味しています。

SBTのNFTは、売買や譲渡が不可能となります。

AMA

「Ask Me Anything」の略で、「何でも聞いてください」という意味です。

NFTプロジェクト側が、TwitterスペースやDiscordなどの音声ツールを使って、質問会のようなことを開催するときは、「AMAを主催する」と呼びます。

AMAなどのコミュニティの質問会に参加することで、Giveawayを獲得するチャンスが得られたりします。

Rordmap(ロードマップ)

プロジェクトが公開している計画書です。

DYOR

「Do Your Own Research」の略で、「自分で調べよう」という意味です。

NFA

「Not Financial Advise」の略で、「投資は自己責任」です。

WAGMI

「We’re gonna make it」の略で、「みんなはうまく出来る!」、「いける!成功する!」という意味です。

WIP

「Work In Progress」の略で、NFTの制作過程を見せることです。

Transaction(トランザクション)

暗号資産の取引記録。

取引の際に、誰から誰にどの程度の資産が移動したのか、一連の履歴が承認を経てブロックチェーンに残されます。

PFP

「ProFile Picture」の略で、SNSなどのプロフィール画像に使うアイコンのことです。

Full-on Chain(フルオンチェーン)

NFTを構成する画像やメタ情報などの要素を、全てブロックチェーン上に記録することを指します。

Rug Pull(ラグプル)

設立者がプロジェクトを途中で放棄し、投資家の資金を持ち逃げすることを意味します。

SCAM(スキャム)

NFT関連の「詐欺」のことを指します。

Seed phrase(シードフレーズ)

ウォレットを作成する際に、12、18、または24単語のフレーズのことです。

設定したパスワードとは違います。

Secret key(秘密鍵)

秘密鍵は各アドレスで行われる取引を承認するための鍵です。

秘密鍵が盗まれると、そのアドレスを使った取引がやりたい放題になり、そのウォレットの資産がすべて失うことを意味します。

Bot(ボット)

ロボット(Robot)からの言葉で、一定のタスクを自動的に処理するプログラムのことを意味します。

Hot Wallet(ホットウォレット )

ホットウォレット とは、仮想通貨をインターネットに接続された状態で保管するタイプのウォレットのことをいいます。

インターネットに常に接続されているため、送金や取引スピードが早く、利便性という面では非常に優れています。

一方で、インターネットと繋がっていることによりPCウイルス感染で、ハッキング被害を受けやすく、セキュリティ面のデメリットがあります。

Cold wallet(コールドウォレット )

コールドウォレットとは、インターネットと完全に切り離したウォレットであり、最もセキュリティレベルが高いと言われています。

不正アクセスなどで仮想通貨を失うリスクがない一方、物理的に秘密鍵を保管する必要があります。現実の窃盗や紛失に弱い面もあることは認識しておく必要があります。

また、支払いなどには使いにくいので、コールドウォレットはあくまでも保管目的で用いられます。日常の財布にはホットウォレットを利用することが多いです。

おすすめのコールドウォレット

私がよく使うハードウォレットがこちらのLedger Nano X  になります。

X to Earn(X2E)

「Play to Earn」や「Move to Earn」のようなWEB3上で「○○で稼ぐ」という意味です。

それ以外にも、Learn(学ぶ)、Sing(歌う)、Sleep(寝る)など、さまざまな「X」によるプロジェクトがあります。

Move to Earn(M2E)

歩く・走るなどの体を動かすことを通じて、WEB3でお金を稼げる仕組みです。

スマホのGPS機能、ジャイロセンサーなどを利用し計測をすることで暗号通貨を獲得できます。代表的なサービスにSTEPNなどがあります。

Play to Earn(P2E)

ゲームをプレイして稼ぐ、NFTをゲームに組み込まれて、「スカラーシップ制度」を利用すれば、提供側と利用(プレイヤー)側の両方が稼げます。

Meme(ミーム)

Memeとは、ネットで爆発的に拡がることです。

FOMO(フォーモ)

FOMO(フォーモ)とは、「fear of missing out」の略で、直訳すると「取り残されることへの恐れ」になります。

「自分だけチャンスや情報を取り逃していて、他の人は成功に近づいているのではないか」と、他人の行動や最新情報が過度に気になり、不安になってしまう症状のことを言い、とくにソーシャルメディアを通じて引き起こされます。

NFT界隈でのFOMOというのは、一般的に市場が急騰したときに、最も激しくなります。FOMOは、感情に支配された取引や誤った判断につながる場合があり、投資のリスクコントロールができなくなります。

DAO

分散型自律組織(Decentralized Autonomous Organization)の略称で、中央集権型と対比で、基本的にはスマートコントラクトを使用し、出資者や組織のトークンの保有者は投票権を得て組織の運営にかかわれます。

Blind Box(ブラインドボックス)

純粋に偶発性に基づいた乱数抽選によるNFTコレクションが、ブラインドボックスと呼び、いわゆる、NFTのランダムボックスになります。

Mintする際には、ユーザーが中身をわからず、自分でReveal(リビール)することで、中身が明らかになります。

その他 仮想通貨関連用語

用語意味
CEX 「Centralized Exchange」の略で、中央集権型の取引所のことです。通常、取引所がウォレットと秘密鍵を作成・管理します。
トークンブロックチェーンの技術が使われたプラットフォーム上で発行されている仮想通貨を指します。
ステーブルコイン法定通貨(ドルなど)や金などを担保とした安定した価格を実現する仮想通貨です。
USDT(Tether )やUSDPなどがあります。
草コイン時価総額が低い仮想通貨のことです。主要な仮想通貨と比べると、投機性が高い傾向にあります。
スケーラビリティブロックチェーンのブロックサイズの上限が原因で、暗号資産の取引手数料の高騰や送信の遅延などが問題になります。
スワップ(Swap)所持している仮想通貨を別の通貨に交換することです。
ガチホ暗号資産を購入した後、売らずに持ち続けることを指します。
Ape

今回は、NFTに関する代表的な用語について、わかりやすいようにまとめました。

ご意見・疑問があれば、ぜひ管理人のTwitterまでお寄せください。こちらの用語集について今後も随時更新していきます。


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